2008年02月13日

無料でソフト開発環境構築[C/C++] その3

さて、前回まででなんとかプログラムが実行できました。

今度は、ディバッグをしていきたいと思います。
目標は、実行とブレークポイントでのプログラム停止です。


まずは、前回を参考にして新しいプロジェクトを作成してください。
ファイル名は、そうですね、"Test002"あたりでどうでしょうか。



20080213_jikkoukekka.PNG


●ディバッグするプロジェクトの設定

まずは、ディバッグに必要な設定からです。

まずは、「構成およびディバッグ」のプロジェクト設定です。

メニューから、[実行]->[構成およびディバッグ]を開いてください。
「構成およびディバッグ」ウィンドウが開きます。

20080213_debugsettei001.PNG

ウィンドウ左側の"C/C++ Local Application"を開いて、"Test002"があることを確認します。無い場合は、ダブルクリックすると出てきます。

前回の「構成および実行」ウィンドウを参考に、"C/C++ Aoolication"の欄に実行ファイル(".exe")のパスを入力します。


●ソース検索パスの設定
(この項目は、場合によっては省ける場合もあるようですが、私の環境だここれをやらないと動きませんでした。)

次は、ソース検索パスの設定です。

画面中央の"ソース"ペインをクリックします。
"追加"ボタンをクリックすると、"ソースの追加"ウィンドウが現れます。

"ソースの追加"ウィンドウで、"Path Mapping"を選び、"OK"を押します。

"ソース・ルックアップ・パス"に、"Path Mapping: New Mapping"が追加されたのを確認してください。

20080213_debugsettei002.PNG

"ソース・ルックアップ・パス"の、"Path Mapping: New Mapping"を選択して、"編集"をクリックします。
"Path Mappings"ウィンドウが表示されます。

20080213_debugsettei003.PNG

"Path Mappings"ウィンドウの"Add"ボタンをクリックしてください。
"Path Mapping"ウィンドウが表示されますので、下記のように入力して"OK"を押してください。
マッピング情報が追加されたのを確認してください。

1回目:
Compilation path: "\"
Local file system path: "C:\" (必ず大文字です。)

2回目:
Compilation path: "\cygdrive\c"
Local file system path: "C:\"

3回目:
Compilation path: "\usr\lib"
Local file system path: "C:\cygwin\lib"

入力がすんだら、順次OKボタンを押して、"Path Mappings"ウィンドウを閉じます。

「構成およびディバッグ」ウィンドウの「ディバッグ」ボタンを押してディバッグを開始できます。


●ディバッグ

ディバッグ開始の前に「パースペクティブ切り替え・・」の確認が出てきますが、「はい」を押してください。
画面がディバッグモードに切り替わります。


ディバッグが開始されると、コンソールウィンドウが表示されます。
また、プログラムは、main()関数の手前で停止している状態です。

・・・
これで、ディバッグ可能な状態になりました。

コードウィンドウの左側をダブルクリックすると、ブレークポイントが張れます。

適当なところにブレークポイントをおいて、プログラムを実行してみましょう。

20080213_debugkekka001.PNG

この例では、
 printf("Hello world 003\r\n");
の行にブレークポイントを置いています。

"ディバッグ"ペインの実行ボタン(緑の右矢印)をクリックするとディバッグが始まります。

指定された行で、プログラムが停止しました。

"ディバッグ"ペインのステップオーバーボタンをクリックすると、1行ごとに実行できます。

20080213_debugkekka002.PNG

さて、これでディバッグができるようになりましたね。


●パースペクティブの切り替え
ディバッグを開始すると、Eclipseの画面がディバッグ用に切り替わってしまいます。
これだと、コードを作るときに不便ですが、下記のメニューよりC/C++の開発用の画面に切り替えることができます。
 ・[ウィンドウ]->[パースペクティブを開く]->[C/C++]

ちなみに、同様にして、ディバッグ画面へも切り替えることができます。

20080213_changeperspective.PNG


今回はこれで終わりです。

次からは、Eclipseのさまざまな機能を紹介しようと思います。
投稿: ごんた at 22:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 技術-ソフト一般

2008年02月12日

無料でソフト開発環境構築[C/C++] その2

前回に引き続き、設定を行います。

ここでは、下記の作業ができるまでを紹介します。
 ・gccツールのパスを設定する。
 ・Eclipseでプロジェクトを作成する。
 ・ソースコードを書く。
 ・コンソールに、"Hello World"を表示する。


●Cygwinにパスを設定する。
 ・CygwinとEclipseをインストールした直後ですと、Eclipseがコンパイラ関連ツールを見つけられません。
  このため、Cygwinのパスを追加する必要があります。

?.PNG

 ・デスクトップから、下記のようにメニューを開いてください。
   [マイコンピュータ]を右クリック->[プロパティ]メニュー->[詳細設定]タブ->[環境変数]ボタン
 ・[環境変数]ウィンドウ->[システム環境変数]リスト->[Path]を選択->[編集]ボタンをクリック
 ・[システム環境変数]ウィンドウの[変数値]に、Cygwinのbinディレクトリのパスを追加します。
  (デフォルト設定だと、"C:\cygwin\bin")になります。
  注:パス情報の区切りの";"(セミコロンを忘れずに。)
  たとえば、編集後のPathの中身は、下記のようになります。
  %SystemRoot%\system32;%SystemRoot%;C:\cygwin\bin

 ・入力がすんだら、順次OKボタンでプロパティウィンドウを閉じます。


●Eclipseでプロジェクトを作成する
  ・デスクトップより、"All-In-One Eclipse"をダブルクリックします。
  ・"ワークスペース・ランチャー"が起動します。
   つまりは、プロジェクトファイルの保管場所です。
   お好きな、任意のフォルダを指定してください。
   どこにおいてもかまいませんが、スペースや日本語(2倍と文字)を含むフォルダに保存するのは避けたほうがいいと思います。
  ・「ようこそ」画面が現れます。
  ・画面に、なにやら丸い物体が表示されていますが、無視してメニューから、
   [ファイル]->[新規]->[プロジェクト]を選びます。

?.PNG


  ・「ウィザードを選択」画面が出るので、"C"を展開して、"Managed Make C Project"を開きます。
   (日本語で表示されている場合は、「管理 Make C プロジェクト」と書かれます。)
  
VKvWFNg.PNG

  ・ウィザードを進めて、"Managed Make C Project" が出てきたら、プロジェクト名を入力します。

sinnkipurojekuto.PNG

  ・"次へ"でウィザードを進めて、"Select Type of Project"の画面では、デフォルト設定で"次へ"行ってください。
  ・"Additional Project Setting"でも、やはりデフォルト設定です。
  ・「関連付けられたパースペクティブを開きますか?」と聞かれますので、「はい」をクリックしてください。
  ・これで、ひと段落です。
   ウィザードが終了しました。

●ソースコードを書く。
  ・ソースコードを書きます。
  ・まずは、ソースフォルダとファイルを追加しなければなりません。

sourcefoldernosakusei.PNG

  ・左側の"C/C++ Project"ペインより、"New"->"Source Folder"をクリックします。
  ・"New Source Folder"ウィンドウの"Folder name"に、適当なフォルダ名を入力します。
   "src"というフォルダ名が、いいのではないでしょうか。


newsourcefoldersakusei.PNG

  ・次は、ソースファイルを作ります。
  ・左側の"C/C++ Project"ペインより、"New"->"Source File"をクリックします。

create_C_file.PNG


  ・"New Source File"ウィンドウの"Source File"欄にファイル名を入力します。
  ・"test01.c"あたりでいいと思います。

inputcfilename.PNG

  ・"終了"を押すと、ファイルが追加されます。
  ・ファイルが追加されたら、左側のペインにファイルが表示されますので、ダブルクリックすると編集できるようになります。

newfilehasadded.PNG

  ・右下の"問題"のペインに、エラーが表示されていますが、気にしなくてよいです。
   (勝手にビルドされるらしく、中途半端な入力でもエラーとなってしまうようです。)
  ・ソースファイルに、プログラムを入力しましょう。

/*========================================================*/
#include

int main(){
printf("Hello World!!\r\n");
return(0);
}
/*========================================================*/
  ・入力が終了したら、ディバッグできるように設定します。
  ・メニューから、[実行]->[構成および実行]をクリックします。

kouseinosettei_01.PNG

  ・左側のメニューより、[C/C++ Local Application]->[Test001]をクリックします。
kouseinosettei_02.PNG

  ・画面中央の"C/C++ Application"に、実行ファイル名(".exe")を指定します。
  ・"Browse"ボタンで、実行ファイルがある場所を探します。
   ワークスペースが:"C:\develop\workspace2\"
   プロジェクト名が:"Test001"
   だとすると、下記のフォルダ・ファイル名になります。
   "C:\develop\workspace2\Test001\Debug\Test001.exe"
  ・"実行"を押してウィンドウを閉じます。
  ・そうすると、画面下部"コンソール"ペインに実行結果が表示されます。

resultofeclipsec.PNG

  ・次から実行するときは、同じようにメニューで[実行]->[構成および実行]または、緑色の実行ボタンから実行します。

おめでとうございます。
これでやっと、"Hello World"が表示されました。


次からは、ディバッグをやっていきます。
投稿: ごんた at 21:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 技術-ソフト一般

2008年02月11日

無料でソフト開発環境構築[C/C++] その1

ここでは、無料で構築できるソフト開発環境の紹介をしていきたいと思います。

Windowsアプリとか、そういうものはまだ後になるかと思います。
まずは、組込み用途に使えるような環境構築をしていきたいと思います。
(職場で、必要になるからということもありますが・・・)

■構築する環境 概略
 まずは、フリーということでは柿の構成が一般的だと思います。
 
 ●統合開発環境:
  →Eclipse
   All in one Eclipse を使用します。
   C/C++ を使用するには、CDT が必要となりますが、All in one Eclipse には、CDTが含まれていますので、インストールの手間が省け安心です。

 ●C/C++環境
  →cygwin を使用します。
   MinGWを使えば手間は少ないが、後でクロス環境を構築する予定なので、念のためこっちにしておきます。


■ダウンロード&インストール
 ●All in one Eclipse
  こちらからダウンロードできます。
  ・バージョンは、3.0.1 が出ていますので、こちらを使いましょう。
  ・ダウンロードファイルは、約100MBずつ3つに分かれています。
  ・三つダウンロードして、あとで .bat ファイルを使って結合します。

ecl_ketugou.PNG
  ・結合してできた"All-In-One-Eclipse-Setup-3.0.1.exe"ファイルを実行すると、インストールが始まります。
  ・インストールのオプションの設定ですが、ほとんどはデフォルトでかまいません。
  ・ですが、「コンポーネントを選んでください」の画面で、「Full Package」を選んでください。
  
eclinstalloption.PNG
  ・デフォルトだと、C/C++関連のオプションがインストールされません。
  ・これ以降は、やはりデフォルトでインストールします。
  ・インストールが終わると、デスクトップに"All-In-One Eclipse"のショートカットができますので、それで終了です。

 ●cygwin
  ・まずは、こちらにアクセスして、setup.exe をダウンロードしてください。
  ※http://sourceware.org/cygwin/ に飛びます。
  ・"Install or update now!" というリンクがあるので、それをクリックすると、"setup.exe"がダウンロードできます。
  ・"setup.exe"をダウンロードできたら、実行してください。
  ・下記の画面が現れます。
 cygdown.PNG

  ・大体のオプションは、デフォルトでかまいません。
  ・何回か進むと、ダウンロードサイトの選択画面が現れます。
  ・日本国内からなら、"http://ftp.jaist.ac.jp"などを選ぶと良いと思います。

cygdown02.PNG
  ・次は、インストール項目の選択になります。
  ・容量に余裕があれば、全部インストールを選択してしまうと良いと思います。

  cygdown03.PNG

  ・ダウンロードが完了すると、メニューに"cygwin"関連の項目が現れます。
menu.PNG

  ・これで、Cygwinのインストールは完了です。



おつかれさまです。
以上でインストールは終了です。

次からは、設定と簡単なプロジェクトの作成をやっていきます。
投稿: ごんた at 21:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 技術-ソフト一般

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